「メールを転送する」と言うとき。

寝ても覚めても猫が好きなわたし。 我が家の猫と過ごしている時間は至福のひとときであります。 日々いろんな表情や姿勢をするので、写真がどんどん増えていきます。 7月頭に夫の実家があるテキサスに一週間滞在する予定で、わが猫にとっては初めての遠出。 夫と義母さんが猫との旅行のことでメールのやりとりをしており、今日は義母さんがそのメールをわたしに転送してくれました。 さっそくわたしは義母さんに返信。その第一文は、 「メールを転送してくれてありがとうございます」。 “Thank you for sending the e-mail forward to me.” と、何のためらいもなく書いたんですが、間違っていました。 どこで間違えて覚えたのか、「転送する」は「send forward」だと思い込んでいました。 でも、 実際は「forward」のみ。 「forward」には「前方の」という形容詞のほかに、他動詞として「~を転送する」という意味があるんです。 前述の「メールを転送してくれてありがとうございます」の正しい言い方は、 “Thank you for forwarding the e-mail to me.” 「メールを転送する」という用語はビジネスシーンでも役立ちます。 「そのメール転送するね」と言いたいときは、 “I’m going to forward the e-mail to you.”となります。ちなみに我が猫の名前はSenang。インドネシア語で「ハッピー」という意味です。 6月の終わりに仕事でインドネシアに行く予定で、 今は英語プラス、インドネシア語の勉強に力を入れております。 [Read More]

「あとからくる辛さ」って英語で何て言う?

今日の記事は主婦の知恵袋みたいな内容です。 昨日、夫の叔父さんがオレゴン州から訪ねてくれ、我が家で一緒に夕食を食べました。 母からよく、「食べ物の好みがあるかもしれないから、人を招くときはいろんな種類の料理を作りなさい」と言われてきたので、朝からマラソンのように料理の準備をしました。 巻き寿司、スパニッシュオムレツ、アボカドディップ、フォカッチャ、コールスロー、ガーリックシュリンプを作りました。 デザートを作る余裕はなく、バニラアイスクリームに自家製いちごソース添えただけ。 叔父さんは気に入ってくださったようでホッと一息。 でも作った料理は食べきれず余ってしまいました。 とくに巻き寿司は、一夜明けるとお米がパサパサしておいしくない。 捨てるのももったいないし、、、と考えた末、韓国風の雑炊にすることにしました。 だし汁にコチュジャン、醤油、チリソースを入れて、細かく刻んだ巻き寿司を投入。 しばらく煮て、ごま油といりごま、パクチーを加えてできあがりです。 なかなかイケましたよ。でも辛い!ひと口、ふた口目はオッケーでしたが、だんだん辛さが増してくる。 韓国のとうがらしってそうですよね。 さて、「(辛さが)あとからくる」って英語で何て言うんでしょう? わたしは日本語の通り、 「It comes later.」と言ってしまうんですが、これは間違い。 正しくは、「It builds.」です。 「build」という単語は「~を建てる、築く」という他動詞の意味のほかに、 自動詞として「~が高まる、増大する」という意味もあります。 英語では「辛さがどんどん積み上がっていく」と捉えるわけですね。 どうしても、日本語の「辛さがあとからやってくる」という表現を英語にしたい場合は、 It takes a while for the spiciness to kick in. となります。ちょっと長いので、「It builds.」のが使いやすいかと思います。辛いものが大好きな夫は、あとからくる辛さがたまらないようです。 アメリカに来て以来、あらゆるチリソースを試してきましたが、一番辛いのはこれ ハバネロの入っているタバスコです。コレハカライヨー! これは辛いのが苦手な人にとっては凶器ですが、彼はいろんな料理にこれをいっぱいかけます。 もうどんだけかけたら満足するかわからないので、お弁当にはタバスコの瓶ごと持たせたりします。 [Read More]

お花をきれいに保つための工夫。

春ですね。 そこかしこでお花が満開です。 花って、勝手に咲いてるのもありますが、 人が手入れしないときれいに咲かない花もあります。 この前、道路脇の花壇を業者の人たちが手入れしているのを見かけました。 写真を取り損ねてしまったんですが、 土の上に花の苗を植えて、苗の周りに黒いビニールシートを敷き詰めていました。 そしてそのシートの上にウッドチップを撒いてお手入れ終了。 なんでビニールシートを間にはさむのかなと思っていたんですが、 どうやら風が吹いたときに苗が引っこ抜かれないようにするためみたいです。 それを夫に英語で説明しようとしました。 They put vinyl sheets so that the wind does’t pull out those flowers. (※Theyは業者の人たちを指します) これでも通じますが、ちょっと不自然、とのこと。 風が一生懸命、花を引っ張っている感じ。 なんか絵本の話みたいに聞こえてしまいます。 正しくは、 They put vinyl sheets so that the wind does’t erode the soil. 「erode the soil」は「土壌を浸食する」という意味です。 「風が土を浸食しないようにビニールシートを敷く」という言葉に英語に変えればいいんです。 こうやって言ったほうが大人っぽいというか、知的な感じですね。花に限らず、華やかに見えるものの裏側には、見えない苦労があるんだなと感じさせられました。 キャリアも私生活も、いろんな夢が叶わぬまま浸食してしまわないよう、これからもっと努力していこうと思います。 [Read More]

おじさんのスカート?かなしい発音の間違い (※オーディオ機能搭載!!)

ひさびさに発音の間違いを紹介します。 わたしは手芸や裁縫が好きで、ひまがあればミシンを引っ張りだしていろんなものを作ります。 いま興味のあるのが「キルト」。 布と布の間に薄い綿をはさんで縫い合わせることでブランケットみたいな仕上がりになります。 日本ではハワイアンキルトが有名ですよね。 アメリカではキルトは女性の趣味としてとても人気です。 わたしが作ったのがこれです ゲストルームのベッドカバーです。 パッチワークを縫い合わせるのはかなり根気がいりました。 初心者なので出来はいまいち。 これから腕を上げたいところですが、最初からこんなにでかい作品をつくったのでもう疲れ果てました。ちょうど制作しているときに義母から電話があり、たわいもない世間話。 わたしはついでにキルトを作ってることを伝えました。 「I’m making a quilt bed cover.」 ちょっと間があり、義母は「ああ、キルトね」と理解してくれました。 どうやら私は「キルト」の発音を間違えたようです。 「キルト」は英語で「quilt」。 カタカナ通りに「キルト」と発音すると、「kilt」という意味だと思われてしまうんです。 「kilt」ってなにか知ってます? イギリスのおじさんがはいている伝統的なチェックのスカートのこと。 なんで日本人の主婦がイギリス式のスカート作ってんねん!って自分で自分をツッコミたくなります。 そして、「quilt」の正しい発音は「クイルト」。 「quiz」は「クイズ」と発音しますよね。同じ要領です。とはいえ、発音のネタはカタカナだけでの説明に限界を感じている今日このごろ。

なにかと活用できる「squeeze」

昨日は旦那とちょっとした勉強会に行ってきました。 会場はここでした ロッジ風のお家です。 ここに住んでいる方が善意でお家のリビングをオープンにし、 金曜の夕方に講師を呼んで国際情勢に関するセミナーを開いています。 このお家、写真では分かりづらいですが、とっても大きくて海が一望できます。 こんな豪邸だったら人も呼びたくなるよな~と思ってしまいます。 セミナーは誰でも参加できますが、「ポットラック」と言って、 一人なにか一品料理やデザート、ワインを持ち寄るルールになっています。 私は巻き寿司をもっていきました。 今回のテーマは政治的に不安定な状況が続くアフリカのマリについて。 70人近くの参加者が集まっていたので、リビングは人でいっぱい。 なんとか席を確保してプレゼンが始まるのを待っていました。 すると、参加者の一人に声をかけられました。 “Can I squeeze into that seat?” え、スクイーズ?? 何のことか分からず困惑していたんですが、身振りでどうやらその人は私の隣の空いている席に座りたいということが分かりました。 スペースが狭かったので、いったん席を外してその人を通してあげました。 「squeeze」という単語は「絞る」という意味しか知らなかったんですが、そのほかに、 「(狭い場所に)割り込む、無理に入る」という意味もあるようです。 「squeeze into」は「~に無理に入る、体を押し込む」。 込み合った映画館で空いている席になんとか入りたいときにも使えますね。 そのほか、車の駐車をするとき、狭いスペースに何とか車を入れたいとき、 “I’m going to squeeze into this parking spot.” といった表現ができます。 「squeeze」のように、ひとつの単語にはいろんな意味があったりします。 全部覚えようとするとげっそりしてしまいますが、 「あ、この意味はこういったシチュエーションで使えるな」と想像しながら、 自分が生活の中で使えそうな意味から優先的に覚えていくのがいいかなと思います。