とつぜんですが、このマークなんだかわかります?
グルテンフリー 食品のパッケージについている「グルテンフリー」のマークです。 グルテンフリーというのは、グルテンを含まない食品のこと。 日本ではあまり知られていませんが、 アメリカでは「celiac desease (セリアック病)」という病気をもつ人がいます。 麦に含まれるグルテンを食べるとアレルギー反応から小腸の繊毛が損傷を受け、十分に栄養を吸収できず、下痢や消化不良などを引き起こします。 パン、うどん、パスタ… グルテンっていろんな食品に含まれています。 小麦製品のモチっとした食感はグルテンの作用なんです。 わたしはアメリカに来てこの病気について興味を持ち始め、 外食でよくお腹をこわすのはグルテンのせいではないかと疑っています。 ということで、グルテンフリーのパスタを試してみました。
グルテンフリーパスタ 普通のパスタと同じようにゆでて、ざるにあけました。 箸ですくってみると、ポロっポロっ….麺がブチブチに切れて落ちていく… 。 小麦の粉をつなぐ役割のグルテンが入ってないので、麺が簡単に切れてしまうんです。 夫に「麺がブチブチに切れてしまったわ~」と伝えたくても、英語が出てこない。 苦し紛れに「The noodles are cut off.」と言ってみたけど通じませんでした。 「cut off」 は誰かが意図的にはさみなどで切ることを意味するので、 麺が勝手に切れてしまうという場合には使えません。 正しくは、以下の2通り。 “The noodles fall apart easily.” (この麺はすぐにバラバラになってしまう) あるいは、 “The noodles don’t stick together.” (この麺はつながっていない) ※「fall apart」は「バラバラになる」 「stick together」は「くっつく」という意味です。 肝心の味ですが、とくに普通のパスタと変わりませんでした。 でもパスタのモチモチ感が好きなわたしには少し物足りないかも。 今週の土曜にはセリアック病をもつ知り合いを家に招いて食事をします。 お米はグルテンを含まないので、お寿司を作ろうかと考えています。 ただ、醤油などの調味料にもとろみを出すために小麦粉が入っているので、グルテンフリーの醤油を買ってこようと思います。