アメリカではじわじわと寿司人気がひろがっています。 日本料理と言えば SUSHI! アメリカで定番の日本食として愛されています。 でも、アメリカで売られている巻き寿司はすごくユニーク。 かんぴょう、キュウリ、卵の入った日本ならではの巻き寿司はありません。 これはアメリカの寿司レストランで食べたお寿司 これはアメリカの寿司レストランで食べたお寿司 アボカド、マグロ、キュウリ、トビコなどが入ってておいしかったです。 アボカド、マグロ、キュウリ、トビコなどが入ってておいしかったです。 このお寿司はなかに天ぷらが入っていて、寿司の外側に刺身が巻いてあります。 なんともクリエイティブで、もはや、巻き寿司の原型をとどめていませんね。 実家のおばあちゃんに写真を見せたら、腰を抜かしていました。 でもこれが、なかなかイケるんです。アメリカ人のゲストをお家に招く際には、わたしもカリフォルニアロールをつくります。 カリフォルニアロールをつくります スモークサーモン、アボカド、チーズ、キュウリが入ってます。今週末は、夫の弟とガールフレンド(Lさん)が遊びにきてくれたので、お家でカリフォルニアロールをつくりました。

“I want to learn how to make sushi!”(寿司の作りかたを学びたいわー!)

というLさんの熱いリクエストにより、巻き寿司チュートリアルをすることに。「えー、まず寿司をつくるときに一番最初にやるのは、10分間の座禅。これで心を清めます」 そんな冗談を言いながら、和気あいあいと具材や酢飯の支度をはじめました。さて、下準備が終わり、巻き巻きの段階に。

Spread the rice on the seaweed,(ご飯をのりの上に広げて…) … and put the vegetables, cheese and salmon in the center.(それから野菜とチーズとサーモンを真ん中に置いて…) Then, roll like this!(こんな感じで巻きます!)

ここまではわたしもなんとか英語で説明できましたが… 巻き寿司って、巻き終わりのチカラ加減が肝心なんですよね。どうやって説明したらいいんだろう…

And you should push… (それから、押して…) 混乱しながらわたしの口から出てきた単語は「push」のみ。 Lさんは、ちょっと首をかしげながらも、「OK! I need to squeeze, right?」(オッケー、ぎゅっと握ればいいのね!)と言って、ぞうきんを絞るかのように、思い切り寿司を押さえつける。「ああ~!もうちょっとやさしく、ジェントルに…..」とあわてて説明を加えるものの、すでに遅し。酢飯がのりからグイグイと押し出され、はみ出てしまう結果に。これはわたしの説明不足が原因でした。力加減を英語で伝えるのって、思いのほか難しい。とくに巻き寿司の場合は、力を入れすぎるとご飯がはみ出してしまい、かといってふんわり巻くだけだと、切ったときに具がぽろぽろ落ちてしまいます。

「軽く力を加えて」と言いたい場合、Press lightly. または Press gently.と表現するのが正しいようです。前述の寿司づくりのシチューションでは、 Press it lightly to keep it firm. (安定するように、軽く力を入れてね) ※ itは寿司を表しています

と言えたらよかったなーと今でもちょっと悔やまれます。でもLさんはとても料理上手なので2回目からパーフェクトに巻き巻きできるようになりました。 彼氏である義弟がLさんの作った寿司を味見したときはほっぺたが落ちたようで、 I fell in love with you again! と熱いハグとチュー 「寿司が育んだ愛かな」おばあちゃんのような眼差しで二人を見つめるわたしでした。